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一夫一婦婚の強制ーキリスト教会法とセクシュアリティの抑圧
掲載:2024-03-09 執筆:三成美保
本記事は、『<ひと>から問うジェンダーの世界史』第1巻「身体・セクシュアリティ・暴力」(大阪大学出版会、2024年)の関連記事です。
第3章 2)セクシュアリティと性愛・結婚
②一夫一婦婚の強制ーキリスト教会法とセクシュアリティの抑圧(三成美保)
(内容)◆結婚/婚姻 ◆宗教婚と民事婚 ◆セクシュアリティの抑圧と肉欲の放棄 ◆教会法の成立 ◆教会裁判所 ◆カトリック教会婚姻法 ◆宗教改革と婚姻
婚姻の形態
以下の「参考」の地図は、Wikipedia掲載地図であり、筆者には典拠に基づく検証ができないためあくまで参考として掲載していることをお断りしておきます。
【参考1】宗教婚と民事婚(地図)

青=民事婚のみ承認、緑=民事婚と宗教婚の両方を承認、グレー=民事婚を承認(それ以上は不明)、赤=宗教婚のみ承認、
オレンジ=外国人についてのみ民事婚を承認、黄=非イスラム教徒についてのみ民事婚を承認
(出典)https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Marriage_law.svg
【参考2】単婚(一夫一婦婚)と複婚(一夫多婦婚、多夫一妻婚)(地図)

緑=複婚はイスラム教徒にのみ合法、薄青=複婚は合法、濃青=複婚は地域的に合法、
茶=複婚は非合法だが、実際には処罰されない、黒=複婚は非合法で、実際に処罰される、
グレー=不明
(出典)https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Legality_of_polygamy.svg
教会法
グラティアーヌス教令集

(出典)https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Treegratian.jpg
参考文献
関連記事
6-4.カトリック教会と教会婚姻法(年表)(三成美保)