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優生学・優生法制の比較
掲載:2024-03-09 執筆:三成美保
本記事は、『<ひと>から問うジェンダーの世界史』第1巻「身体・セクシュアリティ・暴力」(大阪大学出版会、2024年)の関連記事です。
第4章 身体管理と身体表現 2)身体管理と「健康」
②優生学・優生法制の比較(三成美保)
(内容)◆歴史のなかの優生思想 ◆「優生学」の誕生 ◆社会ダーウィニズムの流行 ◆アメリカの優生法制 ◆ドイツの人種衛生学とナチス断種法 ◆戦後国際社会における優生法制
ナチス人種衛生学

「この遺伝病者の生涯には6万マルクが民族共同体の負担となる。みなさん、それはあなたのお金でもある。」
(ナチス人種政策局月報)
(出典)File:EuthanasiePropaganda.jpg - Wikimedia Commons

「優れた者の子は増えないにもかかわらず、人口が増加する。
劣った者が4人の子供を持ち、優れた者が2人の子供を持てば、このような結果になるだろう」
(出典)File:Bundesarchiv Bild 102-16748, Ausstellung "Wunder des Lebens".jpg - Wikimedia Commons