自然の性差論

掲載:2023-09-15 執筆:姫岡とし子

啓蒙期の言説

ルソー『エミール』

「女性教育のすべては、男性に関係するものでなければならない。男性によろこばれること、男性の役に立つこと、男性に自分を愛させ尊敬させること、男性が幼いときは養育をし、成人したら世話をやき、男性の相談相手となり、男性をなぐさめ、男性の生活を心地よくたのしいものにすること、これが女性のあらゆる時期の義務なのであり、子どもの時から女性におしえなければならないことなのである」。(岩波文庫)

【参考】『読み替える(世界史)』9-3「啓蒙思想と公論の形成ー性別役割規範の成立」

参考文献

はじめての西洋ジェンダー史: 家族史からグローバル・ヒストリーまで 単行本 – 2021/12/2

弓削 尚子 (著)

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