江戸時代の出産と産科医療

掲載:2024/03/09 執筆:鈴木則子

本記事は、『<ひと>から問うジェンダーの世界史』第1巻「身体・セクシュアリティ・暴力」(大阪大学出版会、2024年)の関連記事です。

第2章 生殖と生命 2)「産むべき身体」と「生まれるべき生命」
①江戸時代の出産と産科医療(鈴木則子)
(内容)◆賀川流産科の登場 ◆回生術・鉤胞術の効果 ◆正常胎位の発見 ◆腹帯の否定 ◆産椅の否定 ◆賀川流産科と産科医療の近代化 ◆”産婦”の発見 ◆女性産科医の活躍 ◆回生術への批判

賀川流産科

賀川玄悦著 賀川玄廸編『産論翼』2巻 安永4年(1775)→九州大学医学部医学分館貴重図書コレクション:シ-074~シ-080(Kyushu University, Medical Library Collections (kyushu-u.ac.jp)

中条流産科全書 3巻(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ)https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00004144

賀川玄悦(1700ー1777年)
藤浪剛一『医家先哲肖像集』刀江書院 (1936) via 国会図書館デジタルコレクション
(出典)File:賀川玄悦.jpg - Wikimedia Commons

参考文献

性と生殖の近世 単行本 – 2005/9/1
沢山 美果子 (著)
備前岡山の在村医 中島家の歴史 単行本 – 2015/11/20
中島医家資料館・中島文書研究会 (編集)