日本近世の性感染症

掲載:2024-03-09 執筆:鈴木則子

本記事は、『<ひと>から問うジェンダーの世界史』第1巻「身体・セクシュアリティ・暴力」(大阪大学出版会、2024年)の関連記事です。

第4章 身体管理と身体表現 3)「病い」と「障害」
①日本近世の性感染症(鈴木則子)
(内容)◆梅毒の侵入 ◆ルイス・フロイスが見た日本 ◆性規範の広がり ◆蔓延への認識 ◆梅毒への羞恥 ◆「湿家」という汚名 ◆病原としての下層社会 ◆感染源としての遊女 ◆買売春の拡大 ◆花柳病へ

梅毒

アルブレヒト・デューラーのものとされる、梅毒の人物を描いた医学挿画
(1496年)
(出典)File:DürerSyphilis1496.jpg - Wikimedia Commons

ルイス・フロイス

ヨーロッパ文化と日本文化 (岩波文庫) 文庫 – 1991/6/17
ルイス フロイス (著)
完訳フロイス日本史〈1〉将軍義輝の最期および自由都市堺―織田信長篇(1) (中公文庫) 文庫 – 2000/1/1
ルイス フロイス (著), 松田 毅一 (翻訳), 川崎 桃太 (翻訳)

参考文献

骨から見た日本人―古病理学が語る歴史 (講談社選書メチエ 142) ペーパーバック – 1998/10/1
鈴木 隆雄 (著)
日本梅毒史の研究―医療・社会・国家 単行本 – 2005/6/1
福田 眞人 (編集), 鈴木 則子 (編集)
近世感染症の生活史: 医療・情報・ジェンダー 単行本 – 2022/3/30
鈴木 則子 (著)