① 中東欧出身女性と人身取引

掲載:2024/04/02 執筆:神原ゆうこ

本記事は、『<ひと>から問うジェンダーの世界史』第3巻『「世界」をどう問うか?―地域・紛争・科学』(大阪大学出版会、2024年)の関連記事です。

3)グローバル資本主義と女性労働
①中東欧出身女性と人身取引 (神原ゆうこ)
(内容)◆人身取引の「被害者」としての中東欧出身女性への注目 ◆ 困難な実態把握 ◆被害者の立場の脆弱さ ◆EU加盟という転換点 ◆残る格差と人身取引 ◆人身取引のグレーゾーン ◆女性に限らない人身取引 ◆外国での労働をとりまく環境の変化 

関連資料

国連「人身取引禁止議定書」(2000年) Protocol to Prevent, Suppress and Punish Trafficking in Persons Especially Women and Children, supplementing the United Nations Convention against Transnational Organized Crime | OHCHR

日本外務省(条約)国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約を補足する人(特に女性及び児童)の取引を防止し、抑止し及び処罰するための議定書(略称 国際組織犯罪防止条約人身取引議定書)|外務省 (mofa.go.jp)

EUの公式WEBサイト Your gateway to the EU, News, Highlights | European Union (europa.eu)

EU(欧州連合)加盟国(青)・加盟候補国(薄黄)(2024年1月現在)
イギリスは2020年2月にEU離脱
(出典)Mitgliedstaaten der Europäischen Union – Wikipedia

参考文献

性的人身取引――現代奴隷制というビジネスの内側 (世界人権問題叢書) 単行本 – 2022
シドハース・カーラ (著), 山岡 万里子 (翻訳)
明石書店
国際社会学入門
単行本 – 2017
石井香世子 (編集)
ナカニシヤ出版

中村文子(2017)「犯罪のグローバル化:ヨーロッパにおける人身取引の事例から」を収録
「人身取引」問題の学際的研究: 法学・経済学・国際関係の観点から (研究双書 624)
単行本 – 2016
山田 美和 (編集)
日本貿易振興機構アジア経済研究所
IOM 2000 Migrant Trafficking and Human Smuggling in Europe: A review of the evidence with case studies from Hungary, Poland and Ukraine.
Shelley, Louise 2010 Human Trafficking: A Global perspective. Cambridge: Cambridge Univ Press
Piotrowicz, Ryszard et.al,. eds 2017 Routledge Handbook of Human trafficking. Routledge.