中世ムスリム社会の男性同士での性愛関係と政治

掲載:2024-03-09 執筆:辻大地

本記事は、『<ひと>から問うジェンダーの世界史』第1巻「身体・セクシュアリティ・暴力」(大阪大学出版会、2024年)の関連記事です。

第3章 5)男性同性愛と政治
②中世ムスリム社会の男性同士での性愛関係と政治(辻大地)
(内容)◆前近代ムスリム社会における理念と実態 ◆宮廷における男性同士での性愛関係 ◆宮廷文人による「寛容」と「非難」 ◆政治的中傷の対象として

参考文献

イスラム社会の性と風俗  1980年
アブドゥルワッハーブ・ブーディバ (著), 伏見楚代子・ 美観橋一郎 (訳)
軍事奴隷・官僚・民衆―アッバース朝解体期のイラク社会
(山川歴史モノグラフ) 2005年11月
清水 和裕 (著)

執筆者の関連論文

辻大地「アッバース朝期のセクシュアリティと同性間性愛――ジャーヒズ著『ジャーリヤとグラームの美点の書』の分析を通じて――」『東洋学報』98/4, 2017年.

辻大地「アッバース朝期イスラーム社会の「異性装」とセクシュアリティ」『歴史学研究』1017, 2021年.

辻大地「前近代アラブ・イスラーム社会におけるムハンナス概念の変遷 —「ムハンナスのアッバーダ」にまつわる言説の検討を通じて—」『オリエント』64, 202年.