第1巻 総論ー「ひと」から世界史を問うことの意義

掲載:2024-03-09 執筆:三成美保

本記事は、『<ひと>から問うジェンダーの世界史』第1巻「身体・セクシュアリティ・暴力」(大阪大学出版会、2024年)の関連記事です。

第1巻 総論ー「ひと」から世界史を問うことの意義(三成美保)
(内容)
1.本巻の意義と目的 
◆「ひと」から問う世界史 ◆三つの問い ◆本巻の目的と構成
2.ジェンダー史成立の背景 
◆近代諸科学の限界 ◆「新しい歴史学」(社会史) ◆ジェンダー史 女性史・フェミニズム史・ジェンダー史 ◆ジェンダー史研究の射程の広がり
3.21世紀世界のジェンダー平等
◆ジェンダー主流化 ◆21世紀の危機 ◆戦後日本
4.「ひと」を問うということ
◆「ケアし、ケアされる存在」 ◆身体とセクシュアリティ ◆持続可能な社会へ 

「ひと」から問う世界史

(出典)『<ひと>から問うジェンダーの世界史』第1巻「身体・セクシュアリティ・暴力」
(大阪大学出版会、2024年)
「総論」(三成美保)1頁(カラー版)

参考文献

歴史を読み替える ジェンダーから見た世界史 単行本 – 2014/5/30
三成 美保 (編集), 小浜 正子 (編集), 姫岡 とし子 (編集)
世界史とは何か (岩波講座 世界歴史 第1巻) 単行本 – 2021/10/6
荒川 正晴 (編集), 大黒 俊二 (編集), 小川 幸司 (編集), 木畑 洋一 (編集), 冨谷 至 (編集), 中野 聡 (編集), 永原 陽子 (編集), 林 佳世子 (編集), 弘末 雅士 (編集), 安村 直己 (編集)

『世界歴史1』に所収
焦点|Focus
ジェンダー史の意義と可能性┄┄┄┄┄三成美保
一、世界史的課題としてのジェンダー平等
二、ジェンダー史の成立と発展――フェミニズムと隣接諸学
三、二一世紀のジェンダー史――新たな展開
四、非西洋世界のジェンダー史の進展
五、歴史学におけるジェンダー視点の主流化に向けて