女子教育の目的と手段

掲載:2023-09-15 執筆:小玉亮子

アベラールとエロイーズ

ピエール・アベラール(Pierre Abélard)/ラテン語名:ペトルス・アベラルドゥス(Petrus Abaelardus)(1079~1142年)

中世フランスの論理学者・哲学者・キリスト教神学者。「唯名論」学派の創始者としても知られ、のちの「スコラ学」の基礎を築いたとされる。

エロイーズ(Héloïse)(1090/1100~1164年)

フランスの女子修道院長、作家であもり、学者でもある。

アベラールとエロイーズ(14世紀の画)
(出典)https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Abelard_and_Heloise.jpeg

関連図書

アベラールとエロイーズ 愛と修道の手紙 (岩波文庫 赤 119-1) 文庫 – 1939/10/25

アベラール (著), エロイーズ (著), 畠中 尚志 (翻訳)
アベラールとエロイーズ 愛の往復書簡 (岩波文庫) 文庫 – 2009/9/16

沓掛 良彦 (翻訳), 横山 安由美 (翻訳)
アベラールとエロイーズ 単行本 – 1987/3/1

エチエンヌ ジルソン (著), 中村 弓子 (翻訳)

ルソー『エミール』(1762年)

ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau)(1712~1778年)

スイスのジュネーブ(フランス語圏)生まれ。主にフランスで活躍した啓蒙思想家、哲学者。

ルソーの代表的な著作

『新エロイーズ』 全4冊 (岩波文庫) 文庫 – 1997/7/1

ルソー (著), 安士 正夫 (翻訳)
社会契約論 (岩波文庫) 文庫 – 1954/12/25

J.J. ルソー (著), 桑原 武夫 (翻訳), 前川 貞次郎 (翻訳)
人間不平等起原論 (岩波文庫) 文庫 – 1972/3/16

J.J. ルソー (著), Jean Jacques Rousseau (原名), 本田 喜代治 (翻訳), 平岡 昇 (翻訳)

『エミール』

『エミール』は、成長したエミールがソフィーと結婚するところで終わる。この続編が「エミールとソフィ―または孤独に生きる人たち」である。ここでは、エミールとソフィーの結婚の破綻が描かれている。

エミール 上 (岩波文庫) 文庫 – 1962/5/16

ルソー (著), 今野 一雄 (翻訳)
エミール 中 (岩波文庫) 文庫 – 1963/7/16

ルソー (著), Rousseau (原名), 今野 一雄 (翻訳)
エミール〈下〉 (岩波文庫青 622-3 ) 文庫 – 1964/7/16

ルソー (著), Rousseau (原名), 今野 一雄 (翻訳)
(出典)https://commons.wikimedia.org/wiki/File:EmileTitle.jpeg
ルソー全集〈第8巻〉 (1979年)

白水社の「ルソー全集」全14巻と別巻2巻

第8巻には「エミールとソフィ―または孤独に生きる人たち(戸部松実訳)」を収録。

NHK「100分de名著」ブックス ルソー エミール―自分のために生き、みんなのために生きる 単行本(ソフトカバー) – 2017/8/23

西研 (著)

参考文献

ガヴァネス(女家庭教師)―ヴィクトリア時代の「余った女」たち (中公新書) 新書 – 1994/9/1

川本 静子 (著)
女子教育論 (世界教育学選集) 単行本 – 1982/11/1

フランソワ・ド・フェヌロン (著), 志村鏡一郎 (著)
アメリカ大学史とジェンダー 単行本 – 2002/1/1

坂本 辰朗 (著)

参考図書

教育/家族をジェンダーで語れば 単行本 – 2005/8/1

木村 涼子 (著), 小玉 亮子 (著)
幼児教育史研究の新地平: 幼児教育の現代史 (下巻) 単行本 – 2022/10/14

幼児教育史学会 (監修), 小玉亮子 (編集), 一見真理子 (編集)
子どもと教育 (家族研究の最前線) 単行本 – 2019/1/10

比較家族史学会 (監修), 小山 静子 (その他), 小玉 亮子 (その他)

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