イラク共和国
「紀元前6000年頃からシュメール人が世界で最初の都市文明を興し,古代メソポタミア文明の繁栄の地となった。アッバース朝(750~1258年)がバグ ダッドを首都に定め(766年),イスラム文化が興隆。その後,オスマン・トルコ等の非アラブによる支配を経て,1920年から英国の委任統治を受けた。 1932年,ファイサルを王とする王国として独立,1958年共和国革命,1968年バクル将軍によるバアス党政権樹立を経て,1979年サッダーム・フ セインが大統領に就任。フセイン政権の下,イラン・イラク戦争(1980年9月~1988年8月),クウェート侵攻(1990年8月),湾岸戦争 (1991年1月~2月)等が行われた。2003年3月,米国等による対イラク武力行使が開始され,4月にはバグダッドが事実上陥落,フセイン政権は崩壊 した。」(出典)外務省HPから引用
先史時代
約6万年前のイラクには、ネアンデルタール人が住んでいた。
メソポタミア文明の成立
現在のイラクは、かつて「メソポタミア」とよばれた地域にあたる。ティグリス川とユーフラテス川にはさまれた広大な低地が広がり、シュメール人による多くの都市国家が栄えた。
前20世紀末~前16世紀 古バビロニア王国(バビロン第1王朝)
前8世紀 アッシリア帝国(前8世紀~前609)がはじめてオリエントを統一
前625 -前539 新バビロニア王国
前550-前330 アケメネス朝ペルシア
前248頃ー後226 パルティア王国
224-651 ササン朝ペルシア
7世紀半ば イスラーム化
750-1258 アッバース朝(アラブ系)
766 バグダッドを首都に定める。
○イスラーム文化が高度に発展(神学・法学・歴史学・哲学・数学・天文学・地理学・医学・化学・文学・日実・建築学など)
8~9世紀 『千夜一夜物語』
1258-1353 イル=ハン国(モンゴル系)による支配
1370ー1507 ティムール帝国(モンゴル=トルコ系)による支配
1517-1922 オスマン帝国(トルコ系)による支配
1920 英国の委任統治
1932 ファイサルを王とする王国として独立
1958 共和国革命
1968 バクル将軍によるバアス党政権樹立
1979 サッダーム・フセインが大統領に就任
イラン・イラク戦争(1980年9月~1988年8月)
クウェート侵攻(1990年8月)
湾岸戦争 (1991年1月~2月)
2003 米国等による対イラク武力行使が開始⇒フセイン政権は崩壊