サウジアラビア王国

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「5 内政の現状

  • 王制の維持,イスラム法の堅持及び国内開発の推進を基本方針とする。国王が閣僚会議を主宰し,重要ポストは王族が占める。他方,石油,財政,経済開発等の実務はテクノクラートが運営。伝統的に国内有力者の間のコンセンサスを重んじる慎重な政策運営が基本となっている。
  • 2015年1月,アブドッラー第6第国王の崩御に伴い,サルマン皇太子が第7第国王に即位。同年4月,第三世代(初代国王の孫の世代)のムハンマ ド・ビン・ナーイフ(サルマン国王の甥)副皇太子が皇太子に,ムハンマド・ビン・サルマン(サルマン国王の子息)国防相が副皇太子に叙任され,指導者の世 代交代が進展。
  • 湾岸危機後,内政改革を求める国内の動きに応えて,1992年3月,統治基本法,諮問評議会法及び地方制度法が制定された。1993年12月には 諮問評議会(勅選議員150名で構成)が開設され,2005年2月~4月に初の地方議会選挙が実施される等,政治参加の範囲が徐々に拡大されてきた。 2013年1月には,諮問評議会(定員150名)に30名の女性議員が初めて任命され,2016年12月の第三回地方評議会選挙では,初めて女性の選挙 権・被選挙権が認められた(女性20名が当選)」(出典)外務省HPから引用