ミレニアム開発目標(2000年国連ミレニアム宣言)

(執筆:三成美保2014.03.08)

●2000年9月、ニューヨークの国連本部で開催された国連ミレニアム・サミットに参加した147の国家元首を含む189の国連加盟国代表が、21世紀の国際社会の目標として、より安全で豊かな世界づくりへの協力を約束する「国連ミレニアム宣言を採択した。この宣言と1990年代に開催された主要な国際会議やサミットでの開発目標をまとめたものがミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)である。

●MDGsは国際社会の支援を必要とする課題に対して2015年までに達成するという期限付きの8つの目標、21のターゲット、60の指標を掲げている。

●全8目標のうち、第3目標が「ジェンダー平等の推進と女性の地位向上」である。本目標のターゲットは、「2005年までに、初等・中等教育で男女格差の解消を達成し、 2015年までにすべての教育レベルで男女格差を解消する」(ターゲット3-A)こととされた。

●本目標に関する中間総括は以下の通りである。

「初等教育レベルにおけるジェンダーの平等は大きな進展がみられました。しかし、教育レベルが高くなるほど男女間不平等は改善されておらず、全ての教育レベルでこの目標を達成したのは、データが入手できた130か国中わずか2か国でした。また、2013年1月末時点で、世界の議会に占める女性の割合の平均はわずか20%を越えた程度です。6か国ではいまだ女性議員がおりません。」(出典:国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所HP)

●ミレニアム開発目標

UNDP新HP http://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/mdgoverview/mdgs/
UNDP旧HP http://www.undp.or.jp/aboutundp/mdg/

●パンフレット(PDF) http://www.undp.or.jp/publications/pdf/millennium2012_11.pdf